腸の内側を観察し、ポリープやがん、炎症や潰瘍等をテレビ画面で診断できます。また、組織を採取し顕微鏡検査をすることで細胞を詳しく検査することができます。
大腸の病気を検査の一つにバリウム検査がありますが、ある程度進行しないと病変を発見できません。対して大腸内視鏡検査は直接腸の状態を見られることから、バリウム検査では見逃してしまうような小さな病変も発見することができるのです。
大腸の病気はある程度進行しないと自覚症状が出ないものが多いため、内視鏡検査で変化を発見することが大切なのです。
大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)の検査を受けて痛みが出る原因の多くは、「大腸が伸縮する場合」「空気が入って痛い場合」の2つです。
当院では院長が25年続けている軸保持短縮法を用いてできるだけ伸展させない挿入方法を用いており、体内に吸収が早いガスを用いて検査を行うことで、検査に伴う苦痛を抑えることができます。
検査に対する不安が強い方や、痛みが心配な方には、鎮痛剤、鎮静剤を使用する方法も可能ですので、お気軽にご相談ください。
*鎮痛剤・鎮静剤は、基礎疾患・アレルギー等がある方には使用できない場合もあります。予めご了承ください。
朝、下剤を服用していただきます。排便がほぼ透明になりましたら腸内の洗浄が完了し、検査の準備ができたことになります。
ご来院は、予定時刻の15分前頃を目安にお越しください。
腸の洗浄が完了していることが確認できたら、検査を始めます。
検査着に着替え、ベットに横になっていただきます。鎮静剤、鎮痛剤を使われる方は点滴をいたします。検査は15分から30分程度で終了いたします。ポリープの数などその方の状態により検査時間は前後いたしますので御了承ください。
検査終了後は鎮静剤の影響が落ち着くまで、ベッドに寝たままお休みいただきます。20~30分程度お休みいただき、全身状態を確認した後、着替えていただきます。
検査結果の説明検査の結果について、モニターを見ながらご説明いたします。ポリープ切除を行った場合や組織の一部を採取した場合などは、検査後の日常生活にも注意事項がありますので、併せてご説明いたします。
ポリープ切除した場合は、良性悪性の確認の為病理組織検査をいたします。病理検査結果は後日来院いただき御説明させていただきます。