えどがわ橋内科・内視鏡クリニック

えどがわ橋内科・内視鏡クリニック

MENU
24時間WEB予約 03-5228-0750

食道がんの原因と治療法

食道がんの原因と治療法

食道がんとはどんな病気?

食道は咽頭から胃に至る管で、消化管の一部です。大人ですと30cm程度の長さを持っており、内部は滑らかな粘膜で覆われています。その粘膜の上皮から発生したがんが食道がんです。40歳代以降の男性に多く発症します。がん細胞の種類によって、「扁平上皮がん」と「腺がん」とに分けられます。扁平上皮がんは、食道粘膜の表面を平たく覆っています。腺がんは臓器の分泌腺組織に発症するもので、食道がん全体の1割程度と言われます。
食道がんは、男性の発症数が女性の約5倍、60、70代の高齢者に比較的多い病気です。飲酒量の多い人や喫煙者はリスクが高いことが明らかになっています。

食道がんの症状と進行

初期には症状が出にくいのですが、進行すると食べ物が喉を通りにくくなり、この段階になって受診するケースが多くあります。その前段階として、飲み込んだときに胸にチクチクした違和感や染みる感じがすることもあります。リンパ節に転移しやすく、気管の周囲のリンパ節に転移して声帯を圧迫すると、声がかれたりします。

食道がんの原因

扁平上皮がんの方の主な発生原因は、飲酒と喫煙です。この両方の習慣がある人の発症リスクは、相乗的に上昇します。一方、欧米では腺がんの方が多くなりますが、逆流性食道炎のような疾患により、胃酸が食道に炎症を起こさせる事が主因となります。

食道がんの検査方法

食道がんは小さい内は殆ど自覚症状がありません。大きくなるにつれ、食べ物がつかえる感覚や声枯れなどの症状が現れるようになります。診断は上部消化管内視鏡 (胃カメラ)検査と生検検査により行われます。周辺組織への逡潤や転移を調べるには、CTスキャン、MRIなどの他、PET検査が行われる事もあります。
上部消化管内視鏡(胃カメラ)検査とは、内視を用いて胃の内部を直接見て、がんが疑われる病変の部分や、その広がり(範囲)と深さを調べる検査です。病変をつまんで取り、病理検査をする場合もあります。内視鏡検査で小さながんも発見できますので、年1回の内視鏡検査をすすめています。

食道がんの治療方法

がんが粘膜にとどまっている場合は、内視鏡でがんの部分を切除する治療で90%の完治が期待できるとされます。進行した場合は外科手術となりますが、手術で取り切れないと判断されたときは、放射線治療でがんを小さくしてから手術を行うこともあります。
治療は、リンパ節への転移がなければ、内視鏡による粘膜切除が選択されます。放射線や化学療法の他、外科的手術もありますが、食道の周辺には重要な臓器が密集しており、決して簡単ではありません。
食道がんは、自覚症状が現れにくいので、定期的な胃カメラ検査が重要です。